みなさんこんにちは!
だいぶ期間が空いてしまい、あっという間に2020年も半分が過ぎ、7月に入ってしまいましたね。
雨の日が多くなり、ジメジメの季節が来て、体調不良を訴える人も多いのではないでしょうか?
私は気圧の変化などにあまり体調が影響しないタイプなので、洗濯物が乾きにくいことと広島の雨の日の通勤ラッシュのひどさに心が沈んでいる最近でございます。
もう少しで梅雨も明けますかね!
話は変わり、本日は月経!生理についてまたお話しようかと思います!
みなさんは毎月やってくる生理どんな思いを持っていますか??
私は比較的、生理痛が軽い方ですし、月経前症候群いわゆるPMSにそれほど悩まされないタイプなのですが、ここ最近(数ヶ月)無意識に自分に身体的にも精神的にも負荷をかけているのか(よく考えてみると思い当たる節はポツポツあり…)、毎月ほぼ28日周期で痛みもなく自然とやってきていた生理ちゃんがなかなかやってこない…
ここ数ヶ月は42〜44日周期でやってきます。
そうすると、私の場合普段感じなかった色んな症状が出現してくる…
「そろそろ生理やってくるからちょっとざわざわしてきたかな〜」
と思っているのに
「あれ、なかなかやってこない、なんなの?早く来るなら来なよ!あーもうイライラ」
脚はむくむく
便秘は続き、肌はニキビがぽつぽつ…
荒れていく肌にイライラがMAX
こんな感じで全てが少しずつ重なり
「ああ゛ーーーーーーーーーー!!!!!」
と久々に発狂しそうになっています。
こんな風に私もその時の生活環境や忙しさ、心情などなど
さまざまな要因で毎月やってくる生理に変化が起こるのですが、
(そう考えると女性は自分のカラダのチェックが毎月自然とできるのですごく良い面もありますよねと私は思います)
やはり近年は月経痛で医療機関を受診する女性が増えているようです。
なぜ月経痛に悩む女性が増えたのか。
それには生活様式の変化や女性の社会進出など時代・文化の変化が関係していますよね
昔の女性は、結婚や妊娠・出産が早く、
そして、
妊娠・出産の回数も多かったですよね
となると、
月経回数が少ないというのは容易に想像ができますね
現代女性の月経回数は確実に増えています
限られている卵子ちゃんと毎月おさらばしてしまっている…
と思うと私は少し悲しくなるのですが、、
月経回数が増えた女性は、やはり月経に関わることで悩んでいる方も自然と多くなっているのですね
そして、
これも衝撃の事実!
月経痛で医療機関を受診した女性の疾患別追定患者率を見てみると
子宮内膜症(14.7%)や卵巣機能不全(13.5%)などの器質的な要因がある方以上に
機能性月経困難症(46.4%)と診断されている方が多いという事実。
おお、、なんと、、
機能的な要因で痛みに苦しんでいる女性がこれほど多いなんて…
そして、月経困難症患者さんの現状を見てみると
総患者数800万人(2012年時点)いると言われている中、
治療を受けている女性はわずか10%!!!!
周りの女性の話を聞くと
「毎月痛止め離せないんだよね」
「いやーもう耐えるしかない、最悪仕事休むこともある」
「痛過ぎて倒れそうになることもある」
といった声を聞くこともあり、そして、そんな女性は婦人科を受診しているも少ない印象にありました。ですよね…
ここで月経困難症について少しお話
月経困難症とは、月経中に子宮に痛みが生じる状態とされ、機能性月経困難症と器質性月経困難症の2種類に分けることができる。
①機能性月経困難症
原因として、
プロスタグランジンによる子宮の収縮、骨盤内の充血、過多月経による経血の排出困難、子宮発育不全、ストレスなどが考えられます。
(明確な原因がない、分からないということも多いのがこちら)
初経後、1〜2年頃から症状が出始め、10代後半〜20代前半で悩む女性が多いです。
月経開始前後や月経時のみ痛みがあり、月経が終わると痛みに悩まされることはなくなります。
治療法として薬物療法があり、鎮痛薬やホルモン薬、漢方薬が主に使用されます。
続いて、
②器質性月経困難症
原因として、子宮内膜症や子宮線筋症、子宮筋腫、子宮の形態異常、性器の炎症やクラミジア感染などが挙げられます。
(こちらは婦人科疾患が原因であることが原因ですね)
初経後、10年頃から発症しやすく、20〜40代で発症すること多いです。
痛みは月経中だけでなく月経以外にも生じることがあります。
治療法として、原因となっている病気の治療が必要です。
2つ目の器質性の月経困難症である人は、病気の治療が絶対的に必要なので、必ず病院受診してほしいと思います。
と言われても、
自分のこの症状が機能性なのか器質性なのかわからないというのが本当のところですよね
ですので、
痛みに悩んでいる方は皆さん、まずは病院受診してほしいのです。
私は痛みが辛かった訳ではないですが、高校生のとき部活動や行事の関係でピルについて相談したいなと思い、受診したことが婦人科受診の始まりでした。
それからは、定期的に受診したり、毎年子宮頸がんの検診も受けています。
徐々に良い方向に変わってきていると思いますが、日本では小さい頃から婦人科受診することが一般的ではない印象があるため、初めて受診するのに抵抗感を持つ方が多くいらっしゃる気がします。
フランスでは、娘さんが初潮を迎えると同時に、お母さんがかかりつけの婦人科に娘さんと一緒に行き、「これからあなたも大人の女性の仲間入り、いつでもここに相談に来て良いのよ」という風習があるということを聞いたことがあります。
とても素敵なことだなと思いました。
婦人科に行くことが恥ずかしいことなんかではない、とても大切なことで、当たり前のことと10代前半の頃からお母さんにそう教わっていたら、今の日本の現状のようにひどい月経痛に苦しむ女性が少し減っているのかなと思ったりもします。
ちょっと話がずれてしまいました…
先ほど確認しましたが、
月経困難症である女性は日本に800万人以上いて、
この中には機能性である人、器質性である人どちらも含まれています。
そして、月経困難症に苦しんでいる女性(医療機関受診者)のほぼ半数は機能性月経困難症であるということ。
そのような方であれば
薬物療法の他にやれることは多くある可能性があります。
・ストレスになっていることはないだろうか?
・身体の使い方は?骨盤周りの硬さはどうか?
・睡眠はしっかりとれているだろうか?
・自律神経の乱れはないだろうか?
・最近身体を動かせているだろうか?
他にも様々なことについて自分と向き合ってみることがまずは大切であったりします。
先ほど言い忘れてしまいましたが、機能性の月経困難症の方でも月経痛がひどい方は、将来子宮内膜症になるリスクが2.6倍という研究報告(Treloar,2010)もあります。月経血の量が多い方も注意してくださいね。
そのため、まず一番大切なことは、
悩んでいる方は、とにかく最初は病院受診をしましょうということです。
ついつい後回しにしてしまいがちですが、将来の自分を守るために受診をしてくださいね。
月経痛や月経困難症については、今後もブログをアップしていこうと思いますので気になる方はぜひごらんください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた〜
ユナ